J3
● 結線のチェック方法
結線が正しく行われているか、次の方法でチェックし
てください。
• 手 順
①AUD120ソケットユニットからAUD15チューブ
ユニットを外します。
②バーナコントローラの電源を入れます。
③入力インピーダンス100kΩ以上のテスターまたは
デジタル電圧計でピン番号3、ピン番号1間のDC
電圧を測定します。
ピン番号 テスター棒 電 圧
3 −
DC160 〜 220V
1 +
DC160 〜 220Vの電圧が出ていれば正しく結線さ
れています。DC電圧の読みがマイナスのときは結
線が逆接続されています。
青(F)
白(G)
テスター棒+(赤)
テスター棒−(黒)
+−
テスターまたは電圧計
ソ ケ ット
ピン番号3(青)
− プローブ
+ プローブ
④バーナコントローラの電源を切って1分以上経過し
てからAUD15 を取り付けてください。
■ 監視パイプの仮取り付け
● 取り付けの前に
火炎検出器の取り付けは、バーナメーカー、ボイラメーカー
などセットメーカーの支給する取扱説明書に従って最
も正しい火炎検出器の取り付け計画をしてください。
適切な取り付けは、良い燃焼監視の基本となります。
エア パージ 用 チーズ
溶接
異径継手
監視用パイプ50〜80A
パ イ ロ ット バ ー ナ
主バーナ
AUD120
● 取付角度
AUD120がバーナを上部斜めから監視する角度に取り
付けてください。
取り扱い上の注意
• 下部斜め、または水平から監視すると、監視窓や
監視パイプ中に、ほこり、すすなどが溜まり、紫
外線を吸収します。その結果、AUD120が炎を検
出できなくなることがあります。
• AUD120が炎の軸に対してできるだけ水平に監
視する角度に取り付けてください。
参 考
•炎の紫外線の放射量は、バーナノズルに近い前方
の方が多い。
•炎に対して水平の角度で監視すればするほど、炎
とAUD120 視野の交差面が大きくなり、紫外線
検出量が多くなる。
火炎の監視視野が小さい
未燃焼の燃料
火炎の監視視野が広く(大きく)、紫外線検出量が多い
バーナ
良い取付位置
悪い取付位置
● 監視パイプの材料
•
監視パイプの内側壁は黒色のものを使用してください。
ステンレス鋼、または電気メッキしたパイプは、使用
しないでください。
紫外線が内部で乱反射を起こすなど、炎以外の影響
を受けます。
•AUD120に熱を伝えることを避けるために、熱伝導
率が低い材料を使用してください。
● 監視パイプのサイズ
炎から紫外線を最大量検出するために、AUD120の受
光面の視野を広くとることが必要です。次のようにし
てください。
①監視パイプはできるだけ太いものを選択してください。
少なくとも50 〜 80Aのものを選択し、径違いソケッ
トを使用して AUD120 を接続してください。
②監視パイプ長をできるだけ短くしてください。
(ただし、AUD120 の周囲温度105℃以下の条件を
守ること)
● 取付スペース
保守点検サービスがしやすいように、スペースを確保
してください。
また、スペース不足などの理由でリード線の付け根が
強く曲がると、シール機能が低下する場合があります。