EtherCAT
®
通信ユニット
形 3G3AX-MX2-ECT
(MX2 シリーズ用)
取扱説明書
このたびはオムロン製品をお買い上げいただきありがとうござい
ます。
ご希望通りの商品であることをご確認の上、この取扱説明書を
よく読んでからご使用ください。
なお、この取扱説明書は大切に保管してください。
オムロン株式会社
©OMRONCorporation2010AllRightsReserved.
2114114-8G
・本製品を破棄する際は、条例などの規則に従ってください。
㻱㼁指令への適合について
ご承諾事項
当社商品は、一般工業製品向けの汎用品として設計製造されています。従いまして、
次に掲げる用途での使用を意図しておらず、お客様が当社商品をこれらの用途に使用
される際には、当社は当社商品に対して一切保証をいたしません。ただし、次に掲げる
用途であっても当社の意図した商品用途の場合や特別の合意がある場合は除きます。
(a)
高い安全性が必要とされる用途(例:原子力制御設備、燃焼設備、航空・宇宙設備、鉄道設備、
昇降設備、娯楽設備、医用機器、安全装置、その他生命・身体に危険が及びうる用途)
(b)高い信頼性が必要な用途(例:ガス・水道・電気等の供給システム、24 時間
連続運転システム、決済システムほか権利・財産を取扱う用途など)
(c) 厳しい条件または環境での用途(例:屋外に設置する設備、化学的汚染を被る
設備、電磁的妨害を被る設備、振動・衝撃を受ける設備など)
(d)カタログ等に記載のない条件や環境での用途
*(a) から (d) に記載されている他、本カタログ等記載の商品は自動車(二輪車含む。以下同じ)
向けではありません。自動車に搭載する用途には利用しないで下さい。
自動車搭載用商品については当社営業担当者にご相談ください。
*上記は適合用途の条件の一部です。当社のベスト、総合カタログ、データシート等最新版の
カタログ、マニュアルに記載の保証・免責事項の内容をよく読んでご使用ください。
・EtherCAT 通信ケーブルそれぞれにフェライトコアをつけてください。
詳細については、ユーザーズマニュアルを参照してください。
・この商品は「classA」(工業環境商品)です。住宅環境でご利用され
ると、電波妨害の原因となる可能性があります。その場合には電波
妨害に対する適切な対策が必要となります。
はじめに
EtherCAT 通信ユニット形 3G3AX-MX2-ECT は、オムロン製インバー
タ(MX2 シリーズ)に内蔵することにより、上位と EtherCAT 経由で
様々なデータのやりとりをすることができます。
取付可能なインバータは以下のとおりです。
インバータ
形式基準
3G3MX2-□
メーカ名
オムロン
シリーズ名
MX2 シリーズ
仕様
内部電源
使用場所
周囲温度
周囲湿度
保存温度
質 量
インバータから供給
屋内(腐食ガス、オイルミスト、金属粉などのないこと)
-10〜50℃
20〜90%RH(結露がないこと)
-20〜65℃
100g 以下
取付手順
配線方法
■安全に使用していただくための表示と意味について
安全上のご注意
■警告表示の意味
■警告表示
製品内部には高電圧部分があり、短絡させると製品の破損や物的
損害が稀に起こる恐れがあります。設置や配線時には切り粉や
リード線屑などの金属物が製品内部に入らないようにカバーを
つけるなどの処置を行ってください。
けがの恐れがあります。
分解・修理・改造は行わないでください。
万一の場合、感電による重度の傷害が起こる恐れがあります。
通電中および電源遮断後 10 分以内は端子台カバーの取り外し、
通信オプションユニットの脱着を行わないで下さい。
取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、
中程度の傷害や軽傷を受ける可能性が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定される場合。
注意
危険
取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、
死亡または重傷を受ける可能性が想定される場合、
および深刻な物的損害の発生が想定される場合。
注 意
この取扱説明書では、EtherCAT 通信ユニット形 3G3AX-MX2-
ECT を安全にご使用いただくために注意事項を次のような表示と記
号で示しています。
ここで示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載してい
ます。必ず守ってください。
■輸送・設置・配線について
・部品の故障、製品故障の原因となります。強い衝撃を与えたり、落下
させたりしないでください。
・本製品をインバータに取り付けて運搬する時は、インバータの放熱
フィンを持って運搬してください。
・
通信オプションユニットのカバーは外さないでください。また、ユニット
固定ネジを規定トルクで締めつけてご使用ください。
・安全を確保するための停止装置を設置してください。特に通信異常時
に運転継続する設定を行う場合は、インバータが止まらず、機器破損
の恐れがあります。
・次のような場所で使用する際は、遮断対策を十分に行ってください。
機器破損の原因となります。
静電気などによるノイズが発生する場所
強い磁界の生じる場所
電源線が近くを通る場所
安全上の要点
■設置・保管について
下記環境下での保管および使用は避けてください。
・日光が直接当たる場所
・周囲温度が仕様を超える場所
・相対湿度が仕様を超える場所
・温度の変化が急激で結露するような場所
・腐食性ガス、可燃性ガスのある場所
・可燃物またはその近くの場所
・ちり、ほこり、塩分、鉄粉が多い場所
・水、油、薬品などの飛沫がかかる場所
・本体に直接振動や衝撃が伝わる場所
■保守・点検について
・保守・点検・部品交換を行う際は、安全を確保したあとで行ってくだ
さい。
■運転・調整について
・本製品は低速から高速までの設定ができますので、使用するモータ設
備の許容範囲を十分に確認したあとで運転を行ってください。
■製品の廃棄について
使用上の注意
■MODBUS-RTU通信について
・
この通信オプションユニットを取り付けると、インバータ本体の
MODBUS-RTU 通信は無効となります。
■製造者およびEU代理人
■外観と各部の名称
製造者:OMRONCorporation
京都市下京区塩小路堀川東入
EU 代理人:Omron Europe B.V.
Wegalaan 67-69, NL-2132 JD Hoofddorp, The Netherlands
EtherCAT 通信ユニットに EtherCAT 通信ケーブルのコネクタをカチッと
音がするまで確実に接続します。
EtherCAT マスタ側から来る通信ケーブルを通信ユニットの通信コネクタ
IN に接続します。
通信コネクタ OUT は次の EtherCAT スレーブの通信コネクタ IN に接続し
ます。最後の EtherCAT スレーブの通信コネクタ OUT は接続しません。
入出力を逆に接続すると正常に通信しません。
通信ケーブルはカテゴリ 5 以上、アルミテープと編組で二重遮蔽された
ケーブルをストレートタイプで配線して使用してください。
本ユニットの FG ケーブルをできるだけ近い接地場所に配線してくださ
い。配線時に FG ケーブルを EtherCAT 通信ユニット内に押し込まないで
ください。
インバータのオプション基板カバーを取り外し、EtherCAT 通信ユニット
を取り付け、ねじで固定します。
(詳細はユーザーズマニュアルを参照してください。)
①取り外し
②取り付け
③配線
STOP
RESET
RUN
Hz
A
ALM
PRG
3
G3MX2
INVERTER
RUN
PWR
SYSDRIVE
STOP
RESET
RUN
Hz
A
ALM
PRG
3G3MX2
INV
ERTER
RUN
PWR
SYSDRIVE
*1.EtherCAT 通信ユニットを取り付けた場合の全体の寸法は
、インバー
タ
本体の D 寸法に 26.4mm を加算してください。
(インバータ本体の D 寸法は、容量で異なります。インバータ本体の
マニュアルを参照してください。)
STOP
RESET
RUN
Hz
A
ALM
PRG
3G3MX2
INVERTER
RUN
PWR
SYSDRIVE
危 険
商標
・
EtherCAT
®
は、ドイツの BeckhoffAutomationGmbH の登録商標であり、
特許で保護されている技術です。
10.310.3
28.2
67.6
27.9
53.1
28.6
ステータスLED
通信コネクタ
(IN)
マスタユニット側
スレーブユニット側
通信コネクタ
(OUT)
ノードアドレス設定用
ロータリスイッチ
OUT
IN
OUT
IN
D
*1
26.4mm
*1
FG ケーブル
FG ケーブル
60.0
44.9
FG ケーブル
3G3AX-MX2-ECTユーザーズマニュアル
マニュアル番号
マニュアル名称
SBCE-361
࠾᩿ࡾ࡞ࡃᵝ࡞ࢆኚ᭦ࡍࡿࡇࡀ࠶ࡾࡲࡍࡢ࡛ࡈᢎࡃࡔࡉ࠸ࠋ