1 689 989 223 2016-12-15| Robert Bosch GmbH
本機の説明|KTS560/590(KTS5aSeries)|281|
2.5 Bluetoothについての重要な注記
Bluetoothでは、2.4Ghz-ISM帯の公共無線接続があります
(ISM:産業、科学、医療)。この周波数範囲は政府の規制対象
ではなく、ほとんどの国でライセンスなしで使用することができます。つま
り、多くのアプリケーションおよびデバイスがこの周波数帯で送信してい
ることになります。そのため、周波数帯が重複したり、誤動作する場合
があります。
従って、環境条件に応じてWLAN接続(WLAN:ワイヤレスローカ
ルエリアネットワーク)、コードレス電話、ワイヤレス温度計、ワイヤレスガ
レージドアオープナー、ワイヤレス光スイッチおよび無線警報システム等
でBluetooth接続に障害が発生する可能性があります。
i WLANネットワークではBluetoothにより帯域幅の中断が発生す
ることがあります。BluetoothデバイスとWLANデバイスのアンテナ
は少なくとも30cmは離れた場所に置いてください。Bluetooth
USBアダプターとWLANスティックはPC/\ノートパソコンの並んだ
USBポートには差し込まないでください。BluetoothUSBアダプタ
ーをPC/ノートPC部でWLANスティックから空間的に分離するため
にはUSB延長コード(別売アクセサリー)をご使用ください。
i 心臓ペースメーカーやその他の生命上重要な電子機器を着用し
ている場合、無線干渉のおそれは排除できないので、無線技術
の使用時には慎重に作業してください。
良好な接続を行うには以下のポイントに注意してください:
R Bluetooth無線信号は常に直接経路を探します。PC/ノート
PCにBluetoothUSBアダプターをセットする際、スチール製ド
アやコンクリートウォール等の障害物ができるだけないようにして
KTS560/590から/への無線信号が妨害されないようにして
ください。
R PCがBosch台車(FSA760またはBEA950等)に載ってい
る場合、BluetoothUSBアダプターはUSB延長コードを使って
台車の外部に敷設する必要があります。その際、USB延長コー
ド(別売アクセサリー)1684465564(1m)または1684
465565(3m)を使用してください。
R Bluetooth接続に問題がある場合、Bluetooth接続の代わりに
USB接続を有効化して使用することができます。
R PC/ノートPCに内蔵されているか差し込まれた他のBluetoothハ
ードウエアを操作することはできません。KTS560/590とコント
ロールユニット間の通信がそれにより干渉を受けるからです。
ja
3. 本機の説明
3.1 使用目的
KTS560/590(KTS5aSeries)-以下はKTSモジュールと呼
ばれるコントロールユニット診断のためのモジュールです。機能の違い
は次の表に記載されています:
機能
KTS 560 KTS 590
コントロールユニット診断
x x
1チャンネルマルチメーター
x x
2チャンネルマルチメーター
– x
2チャンネルオシロスコープ
– x
2チャンネル診断オシロスコープ
– x
Bluetooth無線接続
x x
USB接続
x x
! KTS560/590(KTS5aSeries)と同梱アクセサリがメーカ
ーにより運転説明書に規定された方法とは異なって運用された場
合、KTS560/590(KTS5aSeries)と同梱アクセサリが対
応しているプロテクションに支障をきたす場合があります。
KTSモジュールはESI[tronic]2.0で次の機能を行うことができま
す:
R コントロール ユニット診断、例えば次と。
$ フォルトメモリーを読み出す
$ 実測値を表示する
$ アクチュエーターをコントロールする
$ 他のコントロールユニット特殊機能の使用
R マルチメーター測定、次と:
$ 電圧測定
$ 抵抗測定
$ 電流測定(別売アクセサリー電流プローブ使用のみ)
R 測定値を検出するための2 チャンネル オシロスコープ
(KTS 590のみ)。
R コントロールユニット診断インターフェースの検査のための2 チャン
ネル 診断オシロスコープ (KTS 590のみ)。