7.5 コンパスの安全距離
船舶の磁気コンパスとの干渉を防ぐため、本製品から適切な距離を保つようにしてください。本製品を設置する適切な
場所を選ぶ際には、コンパスから可能な限り最大限の距離を保つようにします。通常、この距離は全方向で少なくとも
1m(3.3フィート)必要です。しかし、小型の船舶では、コンパスからこれほど離れた場所に製品を設置することがで
きない場合があります。このような場合、製品の設置場所を選ぶ際に、コンパスが製品に電源が入っている状態でも影
響を受けないようにしてください。
7.6 EMC設置ガイドライン
Raymarine の機器およびアクセサリは、適切な電磁両立性(EMC)規制に準拠しています。
(機器間の電磁干渉を最小限に抑え、そのような干渉がシステムの性能に与える可能性のある影響を最小限に抑えるため
に、適切な電磁両立性(EMC)規制に準拠しています。
注:極端なEMC干渉の地域では、製品にわずかな干渉が見られることがあります。このような場合は、本製品と
干渉源との距離を離す必要があります。
最適なEMC性能を実現するために、可能な限り以下のことをお勧めします:
・Raymarineの機器とそれに接続されているケーブルは、以下の通りです:
- VHF無線機、ケーブル、アンテナなど、無線信号を送信する機器やケーブルから1m以上離す。SSB無線の場合は、
距離を2 mにする必要があります。
- レーダービームの経路から2m以上離れていること。レーダービームは通常、放射素子の上下20度に広がると想定で
きます。
・本製品は、エンジン始動用とは別のバッテリーから供給されます。これは、エンジン始動に別のバッテリーを使用し
ない場合に発生する不規則な動作やデータ損失を防ぐために重要です。
・ケーブルはレイマリン指定のものを使用しています。
・ケーブルの切断や延長は、設置マニュアルに記載されている場合を除き、行わないでください。
Note:
設置上の制約により、上記の推奨事項のいずれかが妨げられる場合は、設置全体を通してEMC性能に最良の条件を提
供するために、常に異なる電気機器間の最大限の分離を確保してください。
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